陽気でほがらかで明るいが激しい気性を有する人も多い

様々な人種・民族が住んでいるジャマイカは「One Out of Many(多くの部族から一つの国民)」が国の標語です。

現存の住民は、約9割がアフリカ系で占められていますが、インド系、白人、ムラート、中国系などの住民も多数暮らしており、南アジア、コロンビア、及びその他のカリブ海諸国からも移民が流入しています。

このように多種多様な人々が混在するジャマイカの国民性は、「陽気でほがらか」というイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

それはレゲエミュージックから連想されるものであり、世界的に大ヒットした映画「クール・ランニング」からイメージされることも多いでしょう。

実際に、この国に暮らしてみると「能天気」「明るい」という印象を持つ反面、激しい気性を有する人が多く驚かされることも多いようです。

基本的に南国特有のどちらかというと、おおざっぱで細かいことは気にしないという国民性が目立つようです。

特に時間にルーズな面が目立ち、「待ち合わせ時間」という概念はほとんど存在しないため、他国の人は面食らうことも多いです。

急いで走っているような人はあまりおらず、基本的にのんびりとした時間が国全体に流れています。

国の経済や政治の状況は、決して明るいものではないのですが、さほど気にするそぶりもなく逆境も笑い飛ばせるようなたくましいメンタリティの持ち主が多いです。

ルーズな面は、特に男性に顕著に見られ、これは女性8人に対して男性が1人とも言われる極端な人口比により、男性が貴重な存在であるということに大きな要因があります。

そのため、仕事もせずに遊んでばかりという男性も珍しくないと言われています。

割と人懐っこく、観光客などにも親切に話しかけます。

困っている人がいると放っておけずに、あれこれ世話を焼きたがり、初対面でもすぐに意気投合し仲良くなります。

ただし、いったん意見の相違がみられると激高するのも早く、激しい取っ組み合いのけんかが始まることもしばしばです。

何かしらの言い争いが生じても「自分から謝ると負け」という意識が高く、どんなに自分が悪くても素直に謝ることはめったにありません。

ただし、そんなジャマイカ人ですが敬虔なクリスチャンが多いのも特徴です。

教会に行く時には、たとえどんなに貧しくても正装です。

精いっぱい聞かざることで、神を賛美する精神を表しています。

ゴスペルも盛んで、声が大きい人も多いので非常に素晴らしい歌声で溢れています。

勤勉で慎み深く、人の気持ちを慮ることを重視する日本人にとっては、特に戸惑うことも多いジャマイカの国民性。

しかし、慣れてしまえば非常に心地よく、病み付きになる人も少なくないようです。